子どもが産まれて一歳までの間が最も行事が多く、あわただしい時期だと言われています。
どちらもこの世に誕生したことを喜ぶ特別な行事ばかりです。
ただ、形式通りにそのままそっくりおこなうのではなく、伝統を大切にしつつその家庭にあわせたやり方ですすめられることも多いのだといいます。
まず産まれた次の日を1日と数えて7日目の行事をお七夜といいます。
この日に用意するのは、尾頭付きの魚や赤飯です。
7日目を無事に迎えられたという意味を込めて、このようなお祝いをします。
そして生後約1ヶ月の行事がお宮参りです。
最もポピュラーな行事で、赤ちゃんのお祝い事に詳しくない人でも1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
この土地に無事に産まれたことを報告をするために、このような行事をおこないます。
ただ、真夏の炎天下の中、極寒の中、家庭の都合などで足を運ぶのが辛い、みんなが集まりにくいこともあるでしょう。
そんな時は形式通りではなく、みんなが揃う都合の良い時におこなわれます。
100日後の行事にはお食い初めがあります。
100日無事に迎えられた事、これから離乳食をスタートさせるために始まった行事です。
お食い初めのメニューは尾頭付きの鯛、赤飯、お吸い物や煮物などが用意されます。
用意したお料理を赤ちゃんに直接食べさせるのではありません。
食べさせる真似だけして、口に少しつける程度にします。
一歳になるまでの間にハーフバースデーというのもあります。
産まれて6ヶ月をお祝いする行事で、ケーキを用意したり、お部屋を華やかにデコレーションして祝います。
一歳のお誕生日は地域や家庭によりさまざまですが、一般的に家族全員が集まることが多いようです。
一升餅を背負う伝統もあり、今もその伝統が大切に受け継がれています。
また、イラストが描かれたカードが用意され、1番最初に触れたカードのイラストから連想される職業に就くという言い伝えもあるようです。